ロッキードF117-A(イタレリ48)



このキットは、湾岸戦争のとき、つまり1991年に購入したものだ。このときは四国の高松にいて、テレビでは湾岸危機の様子をガンガンやっていて、証券市場でもパトリオットを作っているとこやらレイセオンがいいとか三菱重工が提携しているとか株価が結構動いていたと記憶している。近所の模型屋に走りとりあえず仮組みし形にした。異様な形が出来上がり手に取ることができた。


コクピットは先に塗装し胴体に組み込む。わりといいモールドがなされていてそのままでも十分。CRTディスプレイを青で塗ったりなんかするとそれらしくなる。
文献で参考にしたのが「世界の傑作機」。この中の図面が正確なものかどうかわからないが、キットはそれと違うところがある。例えばフラップのモールドだが、キットでは長方形になっているが図面では胴体のラインまでの面積の大きなものになっている。ここはいったんパテで埋めて彫りなおす。

サーフェイサーを吹き付け表面のチェック。高松で購入し、その後、大阪の高槻、尼崎、東京、さらに愛知県・一宮、同刈谷へと5回も引越ししたので、その間、落としたり踏んだりで機体が割れたりひびが入ったりしているので、パテで修復する。なお、実機はステルス性を重視するためか外板の継ぎ目があまりない。どういう製造工程で作られるのかわからないが、このキットは凸モールドなのでスジ彫りするのだがあまり深くやらないほうがいいだろう。





早く作らないから、ためし吹きのキャンバスになっています(上)。と、モニターの上に置いておいたら、落としてしまい下左のようにノーズが欠けてしまった。早く作らないとどんどんぼろぼろになってしまう。もう満身創痍だ。

 
上右は主翼で、前述のようにフラップの形状が違っているようなので修正する。面積が小さめなので、胴体に沿うような形にまで広げる。付け根部分のモールドが足りなくなるのでプラ板を足す。

デカールが歳月とともに黄ばんできてしまい、また水に浸してもひび割れて、使えない。スキャナーで読み込んで印刷しようかとも思ったが、タミヤに同機種のキットがあるので、「カスタマー・サービス」を利用し入手することにした。ウエブから申し込み、郵送してくれる。デカール自体は260円、代引手数料315円、計575円で入手できる。デカールを貼りつつあるところ(下)。







もう少し整頓された机で作りたいのだが..


ノーズ部分のピトー管の形状、大きさが違っている。「モデルアート」の指示通り角材で作り直すといい。